小江戸どうぶつ病院

川越市役所近くの動物病院です

誤食に気をつけましょう!その①

年末年始は忘年会やクリスマス、お正月、、と人間はおいしいものを食べる機会が増える季節になります。

それに合わせて、わんちゃん、ねこちゃんの誤食が増える季節にもなります!

 

ちょっと目を離したすきに、思いもかけないものを飲み込んでしまうことが多いのですが、その多くは人間が気をつけることで防げるもの

口に入れてしまいそうなもの、食べ残したものは必ず片付けるようにしましょう。

 

それでも頭のいいわんちゃん、ねこちゃんは知恵を絞って&飼い主様の優しさに甘えてどうしても誤食事故は起きてしまいます。

そこで、以下は実際に誤食の場面に遭遇した時の対処法になります!

 

☆もし、まだ異物が口の中に残っていたら…

⇒①落ち着いて、わんちゃん、ねこちゃんが大好きなおやつおもちゃを用意してください。

②そして、そっと近づき、そのおやつを目の前に持っていきます。

③おやつを食べようとして異物が口からぽろっと落ちたら、静かに回収してください。

※その際、異物が目線に入っていると、取られまいとして手を噛まれてしまうことがあります。

なるべく異物が目線に入らないようにうまく気をそらし、十分注意して回収してあげてください。

 

☆もう飲み込んでしまったら…

⇒落ち着いてなるべく早くご来院ください。

 

お電話で“飲み込んでしまったのですが大丈夫でしょうか?”、と聞かれる方がとても多くいらっしゃいます。

 

もちろんそのまま様子をみていただいても問題のないこともありますが、お電話をくださっている間にも異物は胃から腸へ移動しようとしています

また、中毒症状を引き起こすような異物の場合、時間が経てば経つほど体内に吸収されていきますので治療は時間との勝負になります。

 

🍰まだ胃に残っていて、かつ食道などを傷つける可能性の低いものの場合、

吐き気を促すお注射やお薬を使ってその場で吐き出してもらいます。

 

🍭もし腸にまで移動してしまっていたら、、、

異物の形態や種類によりますが、そのまま留まることで腸が壊死してしまうので緊急手術が必要になる場合があります。

 

🍎また、ごくまれに気管や食道で詰まり、呼吸に支障をきたしたり、呼吸困難となる場合があります。

 

なので、なるべく早くご来院ください。

その際、・飲み込んでしまった物

    ・飲み込んでしまった量

    ・飲み込んでしまった時間

    ・飲んだ後の様子

以上、分かる方がお連れになってください。(できる限りでかまいません。)

また、異物の食べ残したものやパッケージなども忘れずにお持ちください。

 

次回、実際にご来院された例や、特に気をつけてほしいものについての記事をupします!