小江戸どうぶつ病院

川越市役所近くの動物病院です

☆☆フィラリア予防について☆☆

朝晩の気温がだいぶ下がってまいりましたが、みなさまいかがお過ごしですか?

 

これくらい涼しくなれば予防関係のお薬はもうあげなくてもいいかな。

特にフィラリアのお薬なんて、蚊はもう出ないだろうから必要ないでしょ。

というかもう9月くらいまで投薬すれば十分なんじゃないかな。

 

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そんな飼い主様、実はけっこう多いと思います🐶

 

が!!

 

これからがフィラリア予防の一番大事な時期です!!!

 

なぜなら、フィラリアのお薬は

“体内に入ってから1~2ヶ月成長した段階のフィラリアの子虫をやっつけるお薬”💡

ということは11月に蚊に刺され、体内にフィラリアが入ったら、、、
12月分までお薬を飲んでいないとそのフィラリアをやっつけてくれません!

 

つまり、11月分で投薬をやめてしまうと、

今まで毎月投薬していたのが水の泡に。。といっても過言ではありません!

 

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まだまだ日中の温かい時間は蚊がいて、実際にデータ(HDU)でも11月はまだフィラリアを感染させる蚊の存在が示されています🌞

 

そして、、悲しいことに、川越はフィラリア症に感染してしまったわんちゃんが少なくありません。

フィラリアのお薬は最後(12月)までしっかり投薬してあげましょう!

 

予防を途中でやめてしまい、万が一フィラリアに感染してしまうと、、、

そのまま体内でフィラリアは成長し、たくさんの幼虫を産み、最終的には血管を詰まらせ、わんちゃんは死に至ります。

それまでわんちゃんは咳や元気、食欲の低下等様々な症状を発症します。

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また、フィラリア症の治療を行う場合、

わんちゃんによっては数年に渡って毎月の投薬やお注射が必要になり、安心できる状態になるまで飼い主様もわんちゃんも大変な根気を要します。

つらい後遺症から逃れられなくなってしまう子もいます😢

 

そうなる前に!!

予防できるものは予防していきましょう!

 

間が空いてしまった方、お気軽にご相談ください😊

 

ここまでしっかり投薬をされていた飼い主様、お疲れさまでした!!

今年度分の投薬終了まであと少しです!

 

お薬がお手元にない方、お忙しい場合はお家でわんちゃんの体重を測ってきていただければお薬をお渡しさせていただくことができます。

が、もしよかったら是非わんちゃんをお連れになってください。

可能な限り、お顔をみてお薬をお渡しさせていただけたらと思います🍀

 

フィラリアについて詳しくはこちらをご覧ください⇩

目次│犬のフィラリア症について│DSファーマアニマルヘルス (filaria.jp)

 

※ノミやマダニも予防できるオールインワンのお薬を飲んでいる子は、冬はノミ・マダニだけのお薬に切り替えましょう。

※ノミ・マダニの予防はわんちゃんもねこちゃんも通年の予防をおすすめしています🐱